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薔薇が甘く香るオールドローズのハーブティー

ピンク色の花ってとてもきれいで可愛くて、女性は皆大好きですよね。特に薔薇は、美しいフォルムと優雅な香りでいつの時代も女性の憧れの存在です。お花屋さんで薔薇を見かけると、思わず香りを嗅ぎたくなります。

薔薇の中でもオールドローズに分類されるものは、精油成分を豊富に含むため非常に香り高く、その甘く芳醇なアロマにはリラックス効果があると言われています。今回は、オールドローズをふんだんに使用したプランタージュのハーブティー『No 5 ROSE BEAUTY』についてご紹介します。 

【薔薇の分類】
薔薇は大きく2つに分類されます。”ラ・フランス”という品種が作出された1867年以降、新たに作出された薔薇が「モダンローズ」、それ以前の薔薇が「オールドローズ」と分類されています。「モダンローズ」は主に観賞用として親しまれ、春から秋まで咲く薔薇です。一方、「オールドローズ」は、原種や原種に近い薔薇で、精油成分を豊富に含むため、精油の原料としても栽培されています。

【薔薇の歴史・逸話】
薔薇は紀元前の壁画に描かれており、エジプトでは紀元前1世紀ごろの墳墓から薔薇が発見されたそうです。古代エジプトの人々は、薔薇を万能薬と考えていました。古代エジプトの女王クレオパトラは、薔薇をこよなく愛し、お風呂に薔薇の花びらを浮かべたり、寝室には薔薇の花を敷き詰めていたと伝えられています。薔薇の香りを武器として古代ローマの英雄たちを虜にし、女王として君臨したとも言われています。薔薇は、女性だけでなく男性をも魅了する存在なのですね。

 

  

(左)ダマスクローズ(学名:Rosa × damascena Herrm.)
(右)ローズセンティフォリア(学名:Rosa centifolia L.)

 

プランタージュの『No 5 ROSE BEAUTY』は、2種のオールドローズ、”ダマスクローズ”と”ローズセンティフォリア”をたっぷりブレンドしています。 甘くはちみつに似た香りをもつモロッコ産ダマスクローズに、深みのあるすっきりした香りのローズセンティフォリアを加えています。実物をご覧いただくとお分かりいただけることですが、薔薇の花びらがたっぷり入っております。

このハーブティーの主役は確かに薔薇ですが、その周りをかためるメンバーも主役級のラインナップなのです。まず、ラベンダー。ダブル主演と申し上げても十分なくらい、それだけで成立してしまう存在感です。ラベンダーの香りというのもまた、なんとも言えないふわ~っと甘くて、思わず目を瞑ってしまうようなマイルドな優しさがあります。

薔薇とラベンダーのスイートな風味を引き締めてくれるのが、ハイビスカスとレモンバームです。こちらも主役級の代表的なハーブなので、脇役扱いなのが申し訳ないほど。ハイビスカスの酸味は収斂性(しゅうれんせい)があり、きゅっと口の中を引きしめてくれます。レモンバームは、レモンを想像していただければそれ以上の説明が要らないくらいですが、柑橘の爽やかな香りとグリーン系の青さの両方を持ち合わせています。

薔薇とラベンダーという2トップの芳醇なお花の香りに、ハイビスカスとレモンバームのすがすがしさがブレンドされ、嗅覚では甘さを堪能しつつ、味覚では喉越しすっきりに仕上げています。百聞は一見に如かず。是非、あなたもお試しください。